法律によりデザインには著作権が存在します
全てのデザイン会社に共通する著作権。曖昧になりがちですが、大切な事なので記載させて頂きます。
こちらをご覧いただき、ご理解ご了承の上、双方気持ちの良いお付き合いが末永くできる事を切に願います。
当社で作成したデザインは当社の著作物であるため、著作権は当社にあります事をご了承ください
よくある事例として、“デザイン料の支払と共に著作権も一緒に移った”と間違われる場合があります。デザインの提供と著作権の提供はまったく別物となります。そのため納品したデザインを、当社に無断で他の様々な販促物に使用したり、色や形などを加工してもご利用できません。
「デザイン費」とは?
当たり前のように使う【デザイン費】と言う言葉。一体何の費用でしょう?
作った「物」の費用?デザイナーの「拘束時間」の費用?それとも「アイディア」に対する費用?
いいえ、どれも違います。
「デザイン費」とは、そのデザインを使用する権利に対しての費用と考えてもらうと分かり易いかと思います。
デザインを依頼すると、名刺・チラシ・バナーなど、目に見えて手に触れられる「物」が手に入るので誤解されやすいですが、
「自分が買ったデザイン=自分のものだから自由に使える」ではないのです。
街で靴やバッグを買うのとは全く違う。そう認識してもらう事がとても重要です。
デザインを無断で使い回しする事は著作権違反となります
例えば、“パンフレットで作ったデザインをポスターにしたいのでデータをください”というようなご要望が、ごくまれにあるのですが、パンフレットのために作ったデザインは、ポスターのために作ったデザインではありませんので、再利用する場合には「二次使用」とよばれ、一般的には「二次使用料金」が発生します。
金額は使用される媒体の露出度や重要度によって違いますが、おそよデザイン料金の3割~7割の間になります。ホームページの場合は重要なツールなので5割以上の価格になります。
カタログで作成した図版を、勝手にデザインを変えてポスターに使用することなど無断で修正・変更、改変やアレンジはできませんし、法律で禁じられていますのでご注意ください。
これは当社だけでなく、全てのデザイン会社に言えることです。また、デザイン会社だけではなく、作家やプログラマー・イラストレーター等アイデアを売っているビジネス全てに言えることです。
元データはお渡しできないのが実情です
著作権の問題でアレンジが簡単にできてしまう元データはお渡ししておりません。
文字や図版を差し替えてご自分の会社で印刷や増刷をしたりすることもできません。デザイン会社にとって元データは「金型」と同じようなものです。
データが必要な場合は「買い取り」をしていただいております。
買い取り価格は状況やクライアント様の会社の規模(資本金)によりますが、デザイン料金の5~10倍程度になります。
著作権ごと移行して色々なツールに使用したい場合は「著作権の買い取り」ができます。しかし、その場合でもデザインを勝手に変えて使用したり、アレンジすることはできないことになっているのです…。
様々なツールに展開したいのでいちいち二次使用料を支払う手間やコストを押さえたいという場合は、データ買い取りしていただくことも可能です。
修正がある場合は修正の依頼をしてください。デザインの変更や大幅な修正でなく、文字の修正のような簡単な修正であれば修正料金は数千円程度ですので、買い取りしていただくよりも、修正をご依頼くださった方が経済的です。
「印刷は自分の知っている安い印刷会社を使いたいからデータをください」
「増刷のたびに印刷料金に手数料が乗っかってくるのは嫌なのでデータをください」
という場合もあります。
この場合にはアウトライン化した印刷入稿用のデータを納品いたしますが、版下データ作成料金と、データの譲渡の料金がかかります。アウトライン化していないデータはお渡ししておりません。
ロゴマークに関して
ロゴマークに関しては、その性格上様々な販促物やツールに使用していただくことは可能です。
デザインのアレンジはできません(あまりしないと思いますが)。
様々な印刷物にご利用できるように、Adobe Illustratorのデータを納品いたします。
キャラクターに関して
キャラクターに関しても、その性格上、様々な販促物やツールに使用していただくことは可能です。
しかしキャラクターのポーズや表情を変えたりすることはできません。キャラクターは、最初に複数のポーズを決めて納品するのが通常行われています。
マニュアルがあって使用方法がCI※のような扱いになっている場合も見受けられます。
※CIとはコーポレート・アイデンティティ(Corporate Identity)の略です。
直訳すると「組織の固有性」、簡単に言えば、見れば「アレだ」と認識できるもののことです。
FAQよく頂く質問
- デザイン制作費を支払ったら著作権も自分のものになるのでは?
- 著作権はあくまで当社にございますので、勝手に改変したり他用途でのご使用はできません。法律にて禁じられております。
- データ制作を依頼したい。しかし印刷は自分の知っている安い印刷会社を使いたいのでデータが欲しい
- アウトライン化した印刷入稿用のデータを納品いたしますが、版下データ作成料金と、データの譲渡の料金がかかります。
アウトライン化していないデータはお渡ししておりません。 - ロゴマーク制作をお願いしたら、印刷用データ(aiデータ)はもらえますか?
ロゴマークは、その使用用途や状況からアウトライン化されたデータが無いと困るケースが多いと思いますので、ロゴデータに関してはアウトライン化したaiデータを納品いたします。
但し著作権は当社にありますので改変(色の変更、文字の差し替えも含め)できません。尚、商標登録については著作権が当社にあっても問題無く取得可能ですのでご安心ください。
どうも、「できないできない」といった堅苦しい話で大変恐縮なのですが、これらのことは当社だけではなく、全てのデザイン会社共通のことなのです。
そしてこれらは当社が決めたことではなく、日本の法律で決められていることですので、ご了承ください。
今まで、著作権の話を明確にするデザイナーが少なかったので曖昧になっている場合が多く、トラブルも起こっています。
クライアント様とは気持ち良く末永いお付き合いをしたいと思っておりますので、ご理解の程よろしくお願いたします。
また、ご不明点や疑問点などございましたらお気軽にお問い合わせください。
出張打ち合わせ可能・主な対応エリア
出張打ち合わせ可能・
主な対応エリア
群馬南部を中心とした関東エリア(群馬・栃木・埼玉)が主な対応エリアとなります
ホームページや印刷物(パンフレット・チラシ等)の作成をご希望の場合、現地での打ち合わせが可能です
メールやお電話のみでの対応でも可能なご依頼は、全国対応しております
【 群馬県 】
太田市、大泉町、邑楽町、伊勢崎市、前橋市、高崎市、みどり市、桐生市、渋川市、館林市、明和町、板倉町、千代田町、玉村町、沼田市、藤岡市
【 埼玉県 】
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足利市、佐野市、藤岡町、岩舟町、大平町、野木町、小山市、宇都宮市、日光市、鹿沼市、栃木市、下野市、壬生町、都賀町、西方町
上記以外のエリアについては、基本的にメール及びお電話でのご対応となります
ご依頼内容によっては現地でのお打ち合わせも可能ですので、一度ご相談ください